東大卒無職が働かずに生きるブログ

東大卒が感じた社会の厳しさを綴るブログです。開発したサービス(フリマルっていいます)の話もちょくちょく

退職した人のための自助団体に行ってきた話

※この記事には多少フィクションをまぜてあります。

 

どうも、こんにちは。

せり沢です(調べたところ、私の前の名前と同じ名前の有名な性犯罪者がいたようなので改名しました笑)。

 

 

……突然だが今日はとある団体の集まりに参加してきた。

無職の人や休職中の人が集まって、それぞれの問題解決のために話し合おうという団体である。

 

まず、私がこの団体に参加しようと考えた経緯を説明しようと思う。

 

もともと私は、アルコール依存症患者の集会に興味があった。

最近では、アルコール依存症自助グループ(以下)はある程度基本的な仕組みが確立してきているらしい。

聞いた話では、アルコール依存症患者はまず「自分一人の力だけではアルコールの誘惑には絶対に勝てない」と認めることから依存症改善のプロセスをスタートするという。

私自身ははほとんど酒も飲まないが、「自分の無力さを認める」ことから自分を変えていくためのプログラムが始まるということには関心を惹かれた。

 

自分の力だけでは私の現在の状況を切り開くのは苦しいのではないか?と薄々感じているからだ。

前の仕事では、いろいろ辛いことがあり退職したということはこのブログでも書いてきた。

もちろん、私にとってはとてもつらい仕事だった。ストレスも半端ではない。平日は仕事が終わると一切何もできずに寝る。休日はかろうじて起き上がれるが、なぜか握力が4kg程度しかでなくなっていた。その上、自分の人生をドブに捨てて金をもらっているという空虚感。苦痛は尋常ではなかった。

 

もう逆に金やるから辞めさせろや!!!

といつも思っていた。

 

 

しかし、である。他の同期も状況は同じ。

というか、配属店舗によっては私より辛いやつもいたはずだ。

仕事が楽しいと言ってる同期はさすがにほとんどいなかったが、それでもなんだかんだ職場に適応しているようだった。

新社会人みんなが私のように早期退職するわけではない。

 

辞めた私と、辞めなかった彼ら。

その違いが何なのか、知りたかった。

 

そして、私と同じ苦しみを抱えている仲間がどこかにいるなら、ぜひともその体温を肌で感じてみたかった。要するに、辛さを共有できる場所が欲しかったのかもしれない。

 

ネットで退職者や求職者が集まる団体を探してみた。

 

……決して数は多くないものの関東で運営されている団体は、確かに存在する。

ここは、ひとつ思い切って参加してみるか。幸い時間的には結構余裕がある。

なぜか私はいつになく行動力を発揮し、参加申し込みを完了していた。

 

 

数秒後、私の頭の中に一抹の不安がよぎる。

 

……マジでヤバイ人ばっかりだったらどうしよう。

 

「昔はバリバリ働いてたんスけど~、ついうっかり腹立つ上司のボディを透明にしちゃって~、しばらくムショにいたんで中々再就職先がないんスよ~(てへぺろ)」

みたいな人ばっかりだったらシンプルにキツイな、と思った。

 

そんなこんなでドキドキしながら当日を迎えたわけであるが、当日私が目にしたのは意外な光景だった。

 

 

集合場所には落ち着いた感じの3,40代くらいの女性が一人で立っているだけだ。

事前に教えられた目印を持っているので、団体の運営者に違いない。

しかし、ほかの参加者は……?

とにもかくにも、声をかけてみる。

 

「すみません、○○の会の方ですか?参加者のせり沢です」(テンパって声が小さくなっている)

 

すると、女性のほうも若干緊張しているようだったが、

「ああ~、今日はどうもご苦労様です!そうです、○○の会の茶沢(仮名)です。」

と応対してくれた。

 

聞けば、なんと今回は参加者は私一人らしい。

聞けば、団体自体設立して日が浅いし、普段は主催の茶沢さんが別の場所で働いていることもあり、なかなか団体自体を勢いづかせていこう、という雰囲気ではないようだった。

 

今回は、ファミレスでいろいろ状況を話し合って解散、という比較的ソフトな活動内容になるらしい。

正直、ここまでの流れで結構安心感をもった。まず、茶沢さんは話しやすそうな雰囲気だ。

ある意味でこういう場にいそうな、優しそうな黒髪の女性、といった印象。

学校の授業をサボった時に、何も言わずベッドで寝かせておいてくれる保健室の先生、といったイメージである。

 

私は年代が違う人物と会話するのが比較的苦手なほうだが、この茶沢さんは話しやすかったと思う。というか、必要以上に自分のことをベラベラ喋りすぎてしまったかもしれない。

 

 

 

とここまで書いて思ったが、少し長くなりそうなので、この話は分割することにする。

またこのブログで続きを書いていきたい。

 

続きは下のリンクから。

avetting.hatenablog.com

【ちょっと暗い話】松本人志に対してなぜか恐怖を感じるという話

私は中学生以来、テレビ番組を観なくなった。

 

それまではテレビが大好きだった。

火曜日の「リンカーン」を楽しみにしていたし、小3の時などは「トリビアの泉」を観て笑い転げていた。もちろん友達と話すときも、テレビの話題がよくでてきた。

 

そんな私だったが、中学入学を境にテレビに何の興味もなくなってしまった。

 

もちろん、

「中学生にしてテレビ全然観なくなった俺って皆と違ってカッコよくね??」

的な中二病要素があったのは否定しない。

 

ただ、本当の理由はもっと別のところにあるような気がしている。

 

……私がテレビを観なくなった本当の理由はこうである。

芸人たちのやり取りが、厳しい上下関係を前提に行われていることが見えるようになってきたからである。

 

芸能界は礼儀に厳しいという。

楽屋に挨拶に来たとか来なかったとか、そういうことがとても重要らしい。

 

上下関係の厳しさは、画面の外だけでなく実際の番組中にも反映されている。

例えば芸人のなかでも、新人はいじられ役である一方、大御所は新人をいじったり新人の芸についてあれこれコメントしたり、と役回りがはっきり決まっていることに気づく。

芸人の間にもパワーバランスがあり、いわば「権力の力学」のようなものに従って役回りが決まっていくのだ。

そういうことが中学生くらいから見え始めてきて、素直にテレビを楽しめなくなったのである。芸人の笑顔が、実は作りもののように見えてきた。

 

ダウンタウンが「あいつは挨拶に来なかった」とよく怒ってたりするが、逆に新人芸人が「ダウンタウンは挨拶に来ない」とキレている場面を見たことがあるだろうか。

 

……私は、社会的な立場を尊重するということが苦手である。

もちろん頭では何となく理解している。金融機関にいた時も、飲み会ではテーブルを回って挨拶していったり、ビールを注いで回ったり、ということをしていた。

だが、同期はどうも本能レベルでそういうことがパッとできるのに対し、私は明らかに一旦意識のフィルターを経由してから行動に移さねばならなかった。

 

……ストレスだった。

めちゃくちゃストレスだった。

 

そして、こういう経験を通じて、就活で体育会系が有利である理由がよくわかった。単に体力があるだけではない。

「社会的な序列のもとに行動する」ということを本能レベルで体得しているのだ。

自然に上司を立てたり、飲み会等において自分に求められる役割を自然に完遂できる。

 

私は、自分の社会的な立場を1ミリも疑っていない人間に恐怖を感じる。「立場」という見えない力に支配された人間の集まりを、野生動物の群れのように感じてしまう。

そういう訳でタイトルに、松本人志が怖いと書いたのである。

 

 

てか、ここまで書いてみて、松本人志より坂〇忍の方が無理だと気づいた。

【初心者向け】東大卒無職が株式投資が最高である理由をわかりやすく説明する

こんにちは。東大卒無職です。

 

このブログにも結構書いているが、私は株に投資している。
23歳無職であるにも関わらず、株を二十万円くらい持っている。
昔、どっかの上場企業の社長が「投資なんてもう働けなくなった年寄りがやるものだ。若者はそんなことには目もくれずせっせと働け」みたいなことを言っていた。

私はふざけるなと言いたいが、投資をやっていると聞くと眉をひそめる人が結構いるのは事実だ。
ぶっちゃけうさんくさいのだろう。

実際、ろくでもない投資話をもちかけてくる輩が多いのは事実だ。
私の親戚にも、証券会社の営業マンに乗せられて日経先物に手をだし、大損して破産寸前までいった人が何人かいるという。

それでも私は株式投資は金持ちになるための最も効率的な方法だと確信している。
今日はその理由を今まで投資をやったことのない人にもわかるように説明しようと思う。

 

こんなに勝ちやすい長期投資


私が株の長期投資を行う超シンプルな理由は、勝算が高いからである。


「また無職がいい加減なこといってんじゃね~の?」と思われる方もいるだろうが、これは事実だ。
私がうだうだ言うよりも、実際の株式に関するデータを見てもらうのが手っ取り早いだろう。
下に、ダウ平均の最近15年間の推移をのせてみた。

  

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 ちなみにダウ平均というのは、まあざっくり言うと日経平均アメリカ版のようなものだ。
さらにちなむと、日経平均とは日本のすごい大企業の株価をだいたい平均した値のことである。
つまり、ダウ平均というのはアメリカの半端なく凄い超一流企業の株価をだいたい平均したもの、と考えておけばよい。
実際ダウ平均に採用されている銘柄は、ゴールドマンサックスやアップルなど世界でも超一流クラスのモンスター企業ばかりだ。

このダウ平均の値動きを見ると、現在の値は15年前から爆上がりしているのが分かる。2018年現在では2倍以上になっているのだ。
つまり、2013年にダウ平均の30銘柄を比率を調整しつつ全部買っておけば、今頃その価値は2倍以上になっていたということだ。
もちろん実際はダウ平均の採用銘柄は入れ替わっているので、これは話を単純化している。
しかし、現実には企業の株を持っていると定期的に配当がもらえるので、実際に15年前ダウ平均を買ってずっと持ち続けた人の資産は2倍どころではないのである!
(その配当でまた株を買っていればリターンはさらに大きくなっている)

 「いやたまたま最近のアメリカの調子が良かっただけじゃねーの??」

 ……と感じているそこのあなた。
このデータは100年に一度の経済危機といわれた2008年のリーマンショックを含んだデータであることに注意してほしい。
リーマンショック当時、市場はパニックになり、株式は投げ売りされた。
その結果株価はダダ下がりし、ダウ平均も結構なダメージを受けることとなった。
実際、上のデータをみるとリーマンショック時にはダウ平均が大きく下落している様子が見て取れる。

しかし、このような凄まじい嵐の中からも株式市場は復活したのである。

そして、最終的にはリーマンショック前の水準を軽く超えるレベルにまで到達したのだ。

 

ただ、もちろん注意点はある。

アメリカの話はわかったが、じゃあ日本ではどうなのか、ということだ。
このような株式の爆益が、世界経済の中心・資本主義の象徴たるアメリカだから達成されたのではないか、という懸念が浮かぶのだ。


私は、このような疑問はもっともだと思う。

バブルの時に日経平均は3万8957円を達成した。
……しかし、それから30年が経とうとしているのに、今の日経平均はそれを超えるどころか、全く及びもしない。

日本のバブル崩壊と、それ以来の長期間の経済停滞。日本人に強烈なトラウマが残された(日本人が貯金大好きで投資を嫌うのもこのへんの事情が影響しているのかもしれない)。

 

ところが、次に紹介するドルコスト平均法を使っていれば、日本株でも長期的には十分に利益をだすことができたことはあまり知られていない。

なんとこれを使えば、バブルのピークの時に日本株を超高い値段で買っていても、現在までにだいたい±0くらいの収支になっているのである(注)。つまり、死ぬほど最悪の状況で株を始めていたとしても、長期でコツコツやっていればだいたい損失をとりもどせていた、とうことである。

このドルコスト平均法は投資の超基本的な戦略であり、全く難しくないので知らない人はぜひ覚えていってほしい。

 

(注)例えば、日経平均連動型のインデックスファンドにドルコスト平均法で投資していた場合など

 

ドルコスト平均法

 ドルコスト平均法とは、ずばり一定期間ごとに定額を投資することである。

要するに、ちょうど1年ごとに5万円分同じ銘柄を購入する、というようなやりかたのことだ。

 

めちゃくちゃ単純である。

…めちゃくちゃ単純であるが、これが中々良くできているのである。例をあげて説明しよう。

 

あなたの近所に、毎朝あなたの家までキャンディーを売りに来るおじいさんがいるとする。現実にこんなジジイがいたらなんとなく薄気味悪いが、とにかくあなたはこのキャンディーを欲しがっているとする。あなたは今、キャンディーの購入資金として合計で10000円分用意できた。

 

気色悪いことに、おじいさんが提示するキャンディーの値段は日によって違う。それは一本1000円だったり、100円だったりする。

今日おじいさんが言ったキャンディーの値段は、一本500円だった。

 

キャンディーを購入するとき、出来るだけ損しないようにあなたは2通りの方法を思いついた。

 

一つは一回で有り金を全部はたいて買う方法。

この場合だと、今日10000円を全部はたいて、キャンディーを20本買ってしまうのだ。

 

もう一つは、ドルコスト平均法だ。

とりあえず、軍資金一万円を2000円×5回分に分割し、毎週おじいさんがキャンディーをいくらで売っていようとも2000円分必ず購入するという方法だ。

もし、キャンディーの値段が、

 

500円→1000円→250円→250円→500円

 

と推移したとすると、毎週の購入本数は

 

4本 → 2本 → 8本 → 8本 → 4本

 

の合計26本となる。一つ目の方法で購入できたのは20本だったことを思い出してほしい。ドルコスト平均法を使うことで、キャンディーをより多く買うことができたのだ。

(ちなみにどちらも値段の平均は500円である)

なぜこんなことが起きるかというと、毎月定額分だけ買うことで、安い時に多く買い、高い時にあまり買わない、という行動が無意識に出来ていたからである。

 

当然、これは株に応用できる。

薄気味の悪いジジイが売ってくる気持ち悪いキャンディーをいくら買っても仕方がないが、株を安く買えるということはそれだけリッチになれるということだ。

 

ドルコスト平均法は長期投資と相性がいい。これを使うことで株の平均購入価格を低く抑え、損失を被るリスクを軽減できるのである。

 

複利効果が嬉しい

 若い人に長期投資を進めたい理由は、ほかにもある。

若い人は複利効果をたっぷりきかせることができるのだ。

 

例えば、あなたが買った株が毎年5%の利益をもたらしてくれるしよう。

つまり、今年この株を10000円で買ったとすると来年には10500円になっているし、再来年には11025円になっている。そして15年目には倍の20000円を超えていることになる。

これがいわゆる複利効果、雪だるま式に増えるというやつだ。もし初めにこの株を1000万円ぶん買っていたら、15年目には2000万円に化けていたということでもある(ちなみに、この年リターン5%というのは株式投資では全く珍しい話ではない)

この間あなたは基本的になにもしなくていい。ずっと部屋に引きこもってハンターハンターを読んでいてもいいし、つげ義春作品を読んでいてもいい。

 

とにかく複利には時間が大切だ。時間が経つにつれ、資産が増えるスピードが増大していくからだ。だから私は老人よりも、残された時間がたっぷりある若者の方が株式投資をやるべきだと考えている。実際私が無職でありながら20万円以上株を買っているのはこういう理由による。

 あとは若者はもし株で一時的に損失を抱えても働いて取り返せる、という点も見逃せない。

 …まあ私は働いてないわけだが泣

 

 

実際に投資をやるにあたって気を付けるべき点

 ここまで読んで、株をやってみたいと考えてくれる方がいたら私は嬉しい。

 しかし、何事も焦りは禁物だ。特に投資の世界は知らないと損をすることが滅茶苦茶多い。私は株式投資に興味がわいたころは、実際の株よりもまず投資に関する本を買った。そこで、「あっぶね~~。これ知らなければやばかった」という場面が何度もあった。

実際の銘柄に関する情報以外にも、証券会社やNISAについても知っておく必要がある。

ちなみに私は、『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』をお勧めしたい。基本的なことが網羅されていて、かなり参考になった。

 

 

証券会社やNISAに関しても、またブログで書いていきたい。が、今日のところはとりあえずネット証券を選ぶと良さげ、という認識だけもっておけばいいと思う。

営業マンがめっちゃ絡んでくるタイプの証券会社は、我々が払う手数料が高い。彼らの給料は、我々から搾り取った手数料から払われるからだ。

また、証券会社の営業マンはそもそも投資に関する知識が大したことない場合も多い。

証券会社ではないが、かつて私のいた金融機関はそんな感じだった。

 そもそも、どういう金融商品が儲かりやすいかということに関する研修は全くないのである。

研修で教えられるのは、どういうセールストークをすれば売れるか、これのみである。

営業マンは株を買わせるプロであり、株で儲けるプロではない。

これは肝に銘じておくべきだと思う。

 

最後に、私が本当に良書だと思っている本を紹介して終わりたい。

このブログでは何度か紹介しているが、ジェレミー・シーゲルという人の本である。

タイトルは、『株式投資の未来』。

これは長期投資家なら知らない人はいないような、バイブルのような本だ。株式投資がなぜ有用なのか、どのような銘柄を狙えばいいのか(あるいはどのような銘柄が危ないのか)これほど詳しく教えてくれる本には出会ったことがない。

 

 

 

私はこれを枕元に置いて、寝る前に読むようにしている。

とにかく読むたびに新しい発見があり、初心者から上級者まで株をやる人ならめちゃくちゃ勉強になるはずだ。

(ちなみに私のおすすめは赤いほうだ。)

 

投資については色々と書いていきたい。

例えば初心者がまず理解すべきものとして、インデックスファンドがあるが、こういったものについて次回以降書いていきたい。

では今日はこのへんで。

 

無職が考える節約術~食費編~

どうも、無職歴もそろそろ二か月を超えた、せり沢ゆうきです。

……今日は、無職の私が超頼っている節約フードを紹介したい。

 

無職生活を続けるにあたり、一番大事なのはお金の管理である。

なにせ、正社員時代に比べ月収は半分ほどになった上、年金などもは自分でらわなければならないのだ。もちろんボーナスもない。

 

普通に書いててやばい気持ちになってきた。

 

しかし、無職にとって不利な条件はまだある。

 

それは、正社員よりも自由に使える時間が多いことだ。

 

正社員は確かに金を持っているかもしれない。

……しかし、意外とそれを使う時間や体力がなかったりする。

私も金融機関で働いていた時代は、安定した収入が保証されていながらも、それをほとんど使わずに過ごしていた。

 

遊びに行く時間も、気力もないのである。

休みの日は外に出るのがめんどくさかったので、ひたすらAmazonプライムで映画を観て過ごしていた。SAWシリーズとか観てたと思う。

会社では頭のイっている客や先輩と四六時中接しなければならないので、私の精神は摩耗し、SAWのような刺激の強い作品を求めてしまったのだろう。

 

会社ではハゲ上司を恐れ、家ではジグソウを恐れる日々。

 

そんな時間を過ごす中で、私の知能までもが退化し、ただひたすらAmazonプライムを観るためだけに生きている何かになり果てたことに何の疑問も抱かなかった。

 

 

 

……しかし、今は違う。

今日もインターンに行ったことで、多少疲れてはいるが、少なくともブログを書く元気がある。そして、使える時間もある。

 

こういう時、人間と言うのはついつい金を使ってしまうものなのだ。

暇を持て余したおじさんたちが、平日の朝から行列を作ってパチ屋の開店を待っている姿を誰しも見たことがあるだろう。

 

しかし!!

少し考えてみてほしい。頑張って毎日300円ちょっとでも節約すれば1か月で1万円弱。

一年経つ頃には10万円にも達する。そして、もしその10万で株を買い、年10%で運用できるならば7年と少しで2倍になっているはずだ。

 

どうせ無駄遣いするくらいなら、コツコツ節約して、投資資金をひねり出してやろうではないか。

そう考えた私はまず食費を節約しようと色々やってみた。

 

まず、私の場合、インターンにいけば昼ご飯は奢りなので無料である。今日も、1000円の天ぷら蕎麦をタダで食べてきた。

 

そして、晩御飯にオススメなのが、レトルトカレーである。なぜか私の中でレトルトカレーは昼に食べるものという固定観念があったが、夜に食べてもおいしい。

そして安い。店で出されるような800円くらいはするレベルのクオリティのカレーが、300円くらいで食べられる。中には200円しないものもあるからすごい。

 

今日は台風も来ているので、部屋に引きこもってyoutubeを観ながら食べるレトルトカレーは最高だ。

しかも、皿に2重にラップを強いてご飯を盛り、スーパーかなんかでもらってきたプラスチックの使い捨てスプーンを使っているので洗い物が出る心配もない。スーパーで売ってる青汁をお供にすれば栄養バランスもばっちりだ。

レトルトカレーは種類がたくさんあり、食べ比べて見るのも面白くて本当にお勧めだ。

ちなみに今日食べたやつのAmazonリンクを下に載せておくが、これめっちゃうまかった。

(諸事情により、リンクはなくなりました)

 

東大卒無職が親戚の集まる場所に行くとこうなる

こんばんは。東大卒無職のせり沢ゆうきです。

 

いきなりだが、無職にとって一番やっかいなものとはなんだろうか。

 

……………。

 

……。

 

それはズバリ親戚の集まりである。

よほどのメンタルタフネスを持つ猛者以外、親戚に対して堂々と「無職です」とは言えないものであろう。

例え、定職についていない場合でも、せめて「夢に向かって、頑張っています!」的なポジティブな回答をしておかねばならない。

なぞのポジティブ圧力が働くのである。

 

そんなポジティブ圧力の濁流の中に、奇しくも今日放り込まれた私である。

親戚の葬式に行ってきたのだ。

普段は無職生活を謳歌している私だが、今日ばかりは無職の肩身の狭さを実感したので、ここに記しておこう。

 

  目次

 

 

無職が葬式に駆り出されることになった

いつものように部屋でyoutubeを観ていると、とつぜん母からラインがきた。

なんでも親戚が亡くなったという。

80を超えるおじいさんなのだが、最近体調がすぐれないことは聞いていた。

しかし、まさか本当に亡くなってしまうとは。

 

私は、昔そのおじいさんがまだ完全におじいさんになる前(おじさんとおじいさんの中間だったころ)、ソフトクリームを食べさせてもらったことを思い出し、物悲しい気持ちがにわかに沸き立つのを感じていた。

死んだ人間はもう戻ってこない……。

 

しかし私には感傷にひたる時間すらそうたくさん与えられてはいなかった。

この時、きわめて生々しい問題が発生していたのである。

 

葬式である。

今現在無職の私は、はっきり言って親戚にはマジで会いたくない。

東大合格の後、親戚に対しまあまあドヤってた気がするので、無職になりましたと宣言するのはとにかく苦痛なのである。

 

むろん、かつて東大入試を突破した私の頭脳は、「葬式を欠席する」という解を1秒未満でサジェストした。幸い私は遠方に住んでいるので、それなりに欠席の言い訳は立つような気もする……。

……。

……。

 

その時、私の脳裏に浮かんだのは、いつの日かそのおじいさんが私(と姉)に食べさせてくれた、あのソフトクリームである。

……あの時手渡されたソフトクリームは、何やら妙に生ぬるい感じがして、子供心に少しだけ抵抗感を覚えていた。

 

あれから十年以上が経過した。今、私は、本当に心がこもった行為ほど、受け手に素直に届かないことがあることを知っている。あのソフトクリームは、そのおじさんが私と姉に真心を生のままぶつけてきたからこそ、あんなに生ぬるかったのではないか。

 

そんなことを考えて、私は葬式に行くことにした。

 

なぜか親戚中に東大卒であることが知れ渡っている

急遽新幹線に乗って帰省した私は、ざわつく心を抑えながら式場に向かった。

そういえば喪服を着るのははじめてかもしれない。

最近全くスーツを着ていないので、ネクタイを締めるとき少し手こずったりした。

 

会場は、ほとんど今まで見たことのない爺さんや婆さんで埋め尽くされていた。その中に喪主のおじさんを見つけ挨拶する。

 

「東京からわざわざ来てくれてありがとうなあ。仕事は休んできたんか?」

 

と問われ、

 

ええまあ、そんなところです

 

とゴミ屑のような返事をする。

 

……この日はそんなやりとりが何度か交わされた。

しかし、見たことのない爺さんや婆さんがなぜか私のことを知っていて「東大いってるんだってねえ?」的な絡みをしてくることが頻繁におきた。

 

さすがに田舎はこういう情報が広まる速度が半端ないなあ、皆同じグループラインにでも入ってて、誰かがそこでべらべら喋ってるのかなあ、などとぼんやりと考えていた。

 

「東大に入れば女子大生にモテる」。本質的な意味で知能が欠如した男子高校生は、そう考えて必死に「大学への数学」を解きまくり、そして実際に東大に入学する。そんな輩は毎年大量にいるのであるが、彼らに言っておきたいのは、東大ブランドをありがたがってくれるのは基本的に親戚だけだということだ。

 

できるだけ話しかけられないように頑張る

よく知らない親戚に絡まれるのを避けるべく、私は色々な知恵をこらした。

まずは、一連の葬儀にとにかく集中すること。

本当に集中した人間というのは、他人が近寄りがたいオーラを放つものである。

 

火葬の後、骨壺に骨を入れる手順などを係のおじさんがごにょごにょ説明している。

そういう時、そもそも親戚同士の雑談が発生しないよう、説明を全力で聞き、たまに相槌をうったりする。なにもすることがない時でも、とりあえず係のおじさんをガン見しておく。こうすることで、私に気軽に話しかけることができる人間はあの場にはいなかってはずだ。もはや、私は無職でありながら、場を完全にコントロールしていた。

 

 

……それはそうと、自分の骨が皆に晒された挙句、色々解説されたり、感想を言い合ったりされるのって普通に嫌じゃないだろうか。

私は普通に恥ずかしいので、死んでもそういうことはせず、その辺の川にでも死体を流しといてほしいが。

 

 

とにかくごまかすべし

 

もう最後のほうになってくると、私も色々とめんどくさくなってきて、

 

「東京で頑張っててえらいねえ。明日も仕事?」

 

などと聞かれると

 

ハイ!!!

 

と元気よく返事をしていた。

実際私は東京で頑張って生きている。

これは決して嘘ではない。

 

それに何が仕事かなんて、感じ方は人それぞれであろう。

 

……これでいいのだ。

 

これでいいのだ。

 

そう自分に言い聞かせながらも、やはり葬式という場で色々とやましいことがあるのは気持ち悪かったので、そういうことをしなくて済むように色々頑張ろうと思った(結論)。

 

 

 

ベンチャー企業が5年たたずに倒産する理由

私は今ベンチャー企業インターンをしている。

時給1000円で、しかも週3日程度しか働いていないので給料はわずかだが、とにかくストレスが少ないので銀行の正社員だった時代より満足度はずっと高い。

 

なにせ、学生インターンがほとんどでサークルのような雰囲気だし(なんと、音楽を聴きながら仕事しててOKなのだ!)、業務もIT方面の技術力がかなり身につくものだからだ。

 

仕事である以上、出勤したくない日ももちろんあるが、はっきりいってこの職場は楽園だ。スーツも着なくていいし。

 

……しかし、私はこの会社は少なくとも5年以内に倒産するとみている。

今日はそう思う理由を3つ挙げてみたい。

 

 

①金の管理がめちゃくちゃガバガバ

 

まず社長の金銭感覚がガバガバである。

昼はオフィスにいる全員で近所の飲食店まで食べに行くのだが、すべて社長の奢りである。初出勤の時は、昼ご飯を食べに行くとき、誰一人として財布を持ってきていないのに驚いた。元銀行員の習性で(?)私は一応財布を出すポーズ的な事をしたが、むしろ皆に笑われていたような気がする。

 

そして、当初はこのように遠慮していた私も、今では入った店の中で瞬時に最も高いメニューを注文することに全く躊躇がない。普段は牛丼屋の常連である私だが、出勤した日は基本的に900円以上のメニュー以外注文しないように心掛けている。

大体昼ごはん時は七人はいるので間違いなく5000円は飛んでいくはずだ。月に20日営業するとしても昼ご飯代だけで10万は確実にかかっている。

さらに、夜まで仕事していた人は晩御飯も奢ってもらえるらしい(私は定時で速攻帰るので経験はない)。それに加え、会社の飲み会はすべて社長の奢り、さらにバーベキューなどのイベントもすべて社長の奢りらしい。

しかも、毎日なぜか社長がコンビニでお茶を買ってきてオフィスの全員に配っているので私の冷蔵庫に綾鷹があふれていく。

 

さらに何十万もする計算機やらよくわからない扇風機のようなものまで、とにかく金使いが荒すぎるのである。

 

②ビジネスが怪しい

 

いくら金遣いが荒かろうと、その分儲けていれば問題はない。

しかし、どう考えてもこの会社がそんなに儲けているとは思えない。

なにせ社内で行われている作業がどう考えても収益性がほとんどないようなものばかりだからだ。具体的なことはあまり書けないが、おそらく私自身もここで働き始めてから半月ほどだが、おそらくまだ1円も生み出してはいない。

確かに、誰もが聞いたことのあるような企業からの案件を請け負っている人も一部にはいるようだが、それでも頻繁に銀行員が会社に来ていることから、資金繰りがかなり厳しいのでは?とどうしても勘ぐってしまう。もちろん、中小企業の社長が銀行員と何回も接するのは全くおかしなことではないが、銀行側も融資先の経済状況に不安がある場合、相談にかこつけて会社の状況を視察にくることがあるという。なんでも、在庫が倉庫に溜まっていないか、とかそういうことをみるらしい。

最近では、よく国の補助金を得るための作戦会議のようなことも行われていて、この会社のビジネスは本当に大丈夫なのか、とよく考える。

おそらく大丈夫じゃないです、ハイ

 

私自身、投資を始めてから常々感じるのだが、良いビジネスというのは、意外にローテクなものである。あのバフェットも言っているように、しっかり成長する企業というのは、商売がわかりやすく、その分収益の柱がどっしりとしている。だから、何を作っているのかはっきりしないIT企業よりは、皆が飲んでいる飲み物を売っているコカ・コーラ社のほうが何億倍も価値がある。

 

 

③怪しい大人たちが社長に群がっている

社長の金払いがいいからなのか、よくわからない人物が社長の周りに集まってきている。どっかの大学の非常勤講師だとか、謎のコンサルだとか、そういう類である。

そうして、彼らは顧問などと称しているのだが、はっきり言って何もしていない。たまにミーティングに現れては、毒にも薬にもならない発言をして帰っていく。ミーティングで何かが決定されようとも、彼らには特に何のタスクも割り振られない。

いてもいなくても会社のアウトプットは一切変わらないだろう。まあ、私も会社の利益を全く生んでいないので人のことは言えないが、いったいこの人たちにどれくらいの金が支払われているのだろう。

中には、友達が剛力〇芽と付き合ってたとか、エンジェル投資家をしてるとか胡散臭いことを言い出す者もいて、まことにカオスな状態である。

また次の営業日も社長はそういう連中と飲みに行くのだろう(多分奢りで)。

 

 

結論

この会社は怪しすぎる。

すぐに潰れるだろう。

 

 

大学院入試の面接を受けてきた

どうも、こんばんは。

せり沢ゆうきです。

 

今日は院試の面接を受けてきた。

 

受験生控室につくと、小学校の教室の半分くらいの広さの空間にスーツを着た受験生がどっさり詰め込まれていた。1割くらい私服の学生もいた。

その教室から何組かに分かれて係員に誘導された後、別の教室の前の廊下で再び待機。廊下には椅子が並べてあり、他の受験生が面接している間、座ってまっているように言われる。幸い(?)私はトップバッターだったので、待ち時間なく面接に移った。

 

教室に入ると、教官っぽいおっさんが7人くらいいた。私を取り囲むような位置でそれぞれ座っている。知らないおじさんに取り囲まれて、自分のことを紹介するのはかなり緊張した。

 

メインで質問する教授がひとりいて、そのほかのおじさんは結局あまり喋らなかった。そしてこのメイン教授こそが、私が第一志望とした研究室の教授である。

 

面接における質問の内容を覚えている範囲でまとめると↓のようになる。

 

・所属と氏名は?

・第一志望の教員の名前とその教員を選んだ理由は?

・今までの経歴に一貫性がないように思えるが、その理由は?

・大学院ではどんな研究がしたい?

・併願はしているか?

・第一志望の研究室の配属されなかったらどうする?

 

とまあ、こんな感じだった。緊張で噛みまくりながらも。一応質問には答えられたと思う。しかし、すべりどめ受験の場合などは、第一志望の教員の情報があやふやな場合もあると思うが、とにかく名前と研究内容くらいはおさらいしてから臨もう。

 

面接からの帰り道、やはり将来の不安が心によぎった。

自分は本当に研究がしたいのか。普通の人に比べて、色々考えたりするのは好きだとは思うが、研究というのはそんな生易しいものなのか。

本音は、海沿いの町に住み、犬を飼って、日がな一日音楽を聴いたり本を読んだり、映画を観たり、心の通った人とご飯を食べたりして生きていきたい。

 

最近はもう人の群れの中で何かするのが怖いと感じるようになっている。

もちろん院試は受かっていてほしい。でもその先のことを考えると不安は大きい。

 

今日は面接が終わってから、色々考えて、この状況を変えるためにできることを色々考えた。

それについてはまたここで書いていこうと思う。