自己紹介その5
今日はかなり気分が良くなってきた。久々に学生の頃の気持ち、世界に色がついた感じを感じることができた一日だった。さて、昨日の続きを書く。
診察結果を伝えるため、上司に電話をかけた。上司はやや驚きつつも、淡々と話を進め、翌日に面談を行うように告げた。はっきり言って、全く気が進まなかったが、私自身もここはよく話し合うことが必要だと感じてはいた。
翌日の面談では、ことがここに至るまでの経過を正直に打ち明けた。
・仕事に行きたくなく、気分がふさぐようになったこと
・酷い吐き気に襲われるようになったこと
・自分でもよくわからない塊のイメージが浮かび、それがとても恐ろしかったこと
・医者から一か月の休養を要すると宣告されたこと
などなど
ここでの上司のリアクションは、冷淡でもなく同情的でもなく、といった感じだった。
これも箇条書きにする。
・診断書など頼めば誰でも書いてもらえる
・精神的な不調で辞めるということになれば、その事実は一生残ることになるかもしれない
・今は試用期間なので、ここで長期間休むと本採用にならない可能性が高い
・過去にも似たような状態に陥った社員を見てきたが、多くの場合は復帰したとしても似たようなことを繰り返すこと
こう書くと結構言いにくいことをズバズバ言っているように思う。ただ、これは私にとって都合の悪い条件もきっちり開示しておくという優しさのようにも感じられた。同時に私の不調は、上司にとっては単なる甘えとしかとらえられていない、という印象も受けた。とにもかくにも結局は体が一番大事だということで、私はしばらく休むことになった。有給あつかいである。
以上が私が休職に至るまでの概要である。休職に入ってから6日が経過した今、これからのことを考える余裕がうまれ、またそのことに関して焦りもする。
いずれ詳しく書きたいが、職場に行くのは死ぬほど嫌だったが、私が働いていた場所が客観的にひどい環境だったとは思わない。残業少ない、クソ嫌な人がいるわけではない、営業ノルマに関してそこまで詰められたりしない、といった理由からである。私が何より苦痛だったのは、仕事内容に関する空虚感と、大きな組織の流れに従って、無意味・不条理な苦労を強要される点であった。なので、もし退職するとなっても、通常のサラリーマンを続ける気はない。そのような転職の先には、ここよりも苦痛な環境があるだけであろう。今私の頭の中にはとりあえず三つの選択肢がある。可能性が高い順に書いていく。
・大学院進学
・塾講師
・今の会社を続ける
さあ、どうするか。非常に重い悩みである。