東大卒無職が働かずに生きるブログ

東大卒が感じた社会の厳しさを綴るブログです。開発したサービス(フリマルっていいます)の話もちょくちょく

無職におすすめの息抜き

無職をやっているとなんとなくお金を使うことに罪悪感がある。なにせ自分では金を稼いでいないのだ。金がなくなっていくという感覚は深刻な不安に直結する。すると必然金がかかる遊びを敬遠するようになる。

もともと金がかかる趣味を持たない私だが、そんな私がお勧めしたい無職の為のスポットは、ずばり、図書館である。とりわけ国会図書館はお勧めだ。なにせ日本で出版されている本のほとんどを無料で閲覧できるのだ(貸し出しは不可)。もちろん漫画も読み放題である。

最近勉強に対して息が詰まる感じがしてきたので、今日は息抜きに国会図書館に行ってきた。福本伸行の『カイジ』シリーズや、そこからのスピンオフである『ハンチョウ』、押見修三の『血の轍』などを読んだ。正直『ハンチョウ』はギャグのクオリティも高く、引き延ばしがあまりにもひどすぎる本家を軽く超えている。『カイジ』も単行本で読むと普通に面白いのだが、展開が遅すぎ、密度が低すぎるので金を出して単行本を買おうという気にはならない。全盛期の福本作品は本当に面白かっただけに、残念でならない。中一の夏、はじめて『カイジ』の限定じゃんけんを読んだとき、あまりの面白さに手が震えたのを思い出す。勝手な想像だが、作者も年を取ってくると、人間的にまろやかになってきて、キリキリするような勝負を描写するのはしんどいのではないだろうか。勝手な想像だが。

 

国会図書館ではでPC端末から読みたい本を注文し、それを係員が持ってきてくれるまで、少し時間がかかるのだが、逆に言えばこれはその間に勉強ができるというメリットでもある。今日は漫画の合間に勉強したが、これが意外に捗った。今日はラプラス変換をやり、それが微分方程式を解くときなどに役立つのを学んだ。とりあえず、フーリエ変換ラプラス変換とやり、ちょうど教科書が一冊終わったのでこの辺で勉強する内容を変えていきたい。

 

それと今日も生き方について考えた。自分の感情を分析するときにも、常識というバイアスによって本当の気持ちに気づけないことがある。今日は、客観的に主観を分析しようと努めた結果、自分は人とかかわるのが嫌なのではなく、あれこれ命令されるようなかかわり方が嫌なだけだと気づいた。こうして言語化してみると、いかにも社会不適合者という感じがする。しかし、それ故に今まではっきりと自覚できなかったのだ。すごく月並みに言えば、使われたくない、とそういうことだ。