東大卒無職が働かずに生きるブログ

東大卒が感じた社会の厳しさを綴るブログです。開発したサービス(フリマルっていいます)の話もちょくちょく

フリマル改良へ向けて~経営戦略的なもの~

精神的な調子が良くなってきている。
大学院での苦痛がひと段落してきたというのが大きい。

当初はどうなることかと思ったが、修了の可能性はそう低くはない。
加えて、夏行きたかったエンジニアインターンにも受かり、追い風を感じている。

 

まあ、最近あまりシフトに入っていないことを理由に社長(ゴミ)が黙って私の時給を下げたらしいが、そのくらいしか特に嫌なことはない。

というか、社長の無理難題に対応しているうちにエンジニアスキルもだいぶついてきたので、もう働く場所には困らんだろう。

今いる友達がやめていったらこのバイト先ともオサラバか。

 

この会社がどういう最後を迎えるのか直接見届けたかったがそれは叶わないかもしれない。

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精神的に復活してきたらやることは一つだ。

フリマルの改良である。

 

しばらくはごく少人数(というか私一人?)での開発を進めていく。

今日は、本屋でITビジネスに関するビジネス書を読んだ。

 

京大院卒で、グーグルにいたこともあるような人が書いていた本だけあって、中々読みごたえがあった。

読み応えがあったのだが、実際これを読んで私がとるべき有効な選択肢が増えるかというと微妙である。

例えば、著者は、

 

・ビジネスの本質は価値の差異を利用した裁定取引である

 

ということを冒頭で述べる。

例えば、昔、香辛料がすごく安価に手に入る国と、全然手に入らない国があって、前者で安く香辛料を仕入れ、後者で高く売れば商人は利益を得られるよ★

という話である。こういう古典的なビジネスの「本質」がインターネットの登場でどう変化したのか、とかあるいはグーグルが成功した理由とかの鋭い分析が書かれていた。

 

これを読んだ私の感想は、

だからなに??

である。

 

今あるものとか、今勝っているやつが、なぜそうなったのか分析するなんて誰でもできる。

歩いている人が歩けるのは、足という部位を持つからで、それは脳で高度に制御されているのだ!

なんて言われても、

「は??」

というほかない。

 

そんなことよりも、実際に歩けるロボットを作ってみたとかそういうことができる人間になりたいっつーか、そういう人間が欲しいっつーか、要は分析者なんてスタートアップには必要ねーんだよ!という気持ちで読んでいた。

 

冷静に考えると、本書いてんだから分析するのは当たり前だろ何言ってんだ俺、とも思ってしまうのだが、まあ、おいておこう。

ビジネス書ってのは、読んだら謎の気持ちよさに包まれて、なんか自分もすごい人間になった気がするけどよく見たら何も行動は変わってない、ということがほとんどだ。

特に今日私が読んだような良く練られている本ほどそうである。

 

てことで、具体的に本を読んで思った、今後のフリマル改善に関するアイデアを書き留めておこう。

 

1.ユーザーの意見を可視化する仕組みを導入

2.ユーザーが負担する、価格と手間暇などを総合したコストが商品の価値に見合っているか検討

3.「〇〇といえばフリマルだよね」となる〇〇を確立する

4.デザイン改良

 

1.まずは、データとしてユーザーの意見を把握する必要がある。発足当初はそもそもこのサイト見てる人いるのか?というレベルだったが、少しずつユーザーは増えているようだ。初めてモノが売れたときの感動は忘れない。
てことで、そろそろユーザーの行動を分析する準備が必要だが、当然アンケート調査などを行うリソースはないので、とりあえずgoogle アナリティクスを導入することにしよう(今までしてなかった)。

 

2.について。これがネックになることはわかっていたからこそ、フリマというサービス形態を選んだ。フリマという性質上、誰かが良いもの安く売ってくれるだろうと甘い考えでいた。

しかし、現実は、購入するユーザー以上に、何かを売ってくれるユーザーを惹きつけるのが難しかった。

出品者が負担するコスト(出品者登録や商品紹介の作成)に見合う価値を担保するには、フリマル自体のユーザーを増やす必要があるだろう。で、ユーザーを増やすための方策としては、一部商品を無料ダウンロードできるようにするという案を考えている。

もともと構想段階で無料ダウンロードは考えていたが、決済システム導入に伴う技術的な問題と、私の大学院入学までに公開に漕ぎつけたいという時間的な制約から一時断念していたのだった。

 

3.は難しいが、なんかしらニッチな領域に特化するしかないような気も。1,2,4をやりながら気長に考えていくか。

 

4.デザイン改良は今まさに始めていて、割とガラッとイメージを変えるつもりでいる。

加えて、スマホとPCで表示される画面を変化させる(レスポンシブデザイン)。これで見やすくなるだけでなくSEO対策にもなるらしい。BootstrapというCSSフレームワークを使えば、これはなんとかなりそうだ。

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極端な少人数開発だと、

 

・経営方針考案

・サーバーサイドの機能実装

・デザイン作成と実装

利用規約などの文章作成

・セキュリティ対策

・広報

 

などやることがクソほどあるが、全部やれる楽しさもある。加えて、学びもクソ多い。

超少リソース開発のコツもだんだん掴めてきたので、いつかまたその辺も書いていきたい。

 

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追記)

フリマルをもっとこうしてほしい!

 っていう意見があなたにあれば、私はいつでもウェルカムです!

 @deka_catにDMするなり、このブログのどっかで晒してるメアドにメールするなり、どんな方法でもOKです。

 

ちなみに、実際そういう意見をちょいちょい貰うことがあって

 

・そのアイデアを実行するためにはもっとユーザーがいないとキツイ

・圧倒的リソース不足

 

などの理由で実行不可能なことも多いけどありがたく拝聴します。