東大卒無職が働かずに生きるブログ

東大卒が感じた社会の厳しさを綴るブログです。開発したサービス(フリマルっていいます)の話もちょくちょく

退職した人のための自助団体に行ってきた話

※この記事には多少フィクションをまぜてあります。

 

どうも、こんにちは。

せり沢です(調べたところ、私の前の名前と同じ名前の有名な性犯罪者がいたようなので改名しました笑)。

 

 

……突然だが今日はとある団体の集まりに参加してきた。

無職の人や休職中の人が集まって、それぞれの問題解決のために話し合おうという団体である。

 

まず、私がこの団体に参加しようと考えた経緯を説明しようと思う。

 

もともと私は、アルコール依存症患者の集会に興味があった。

最近では、アルコール依存症自助グループ(以下)はある程度基本的な仕組みが確立してきているらしい。

聞いた話では、アルコール依存症患者はまず「自分一人の力だけではアルコールの誘惑には絶対に勝てない」と認めることから依存症改善のプロセスをスタートするという。

私自身ははほとんど酒も飲まないが、「自分の無力さを認める」ことから自分を変えていくためのプログラムが始まるということには関心を惹かれた。

 

自分の力だけでは私の現在の状況を切り開くのは苦しいのではないか?と薄々感じているからだ。

前の仕事では、いろいろ辛いことがあり退職したということはこのブログでも書いてきた。

もちろん、私にとってはとてもつらい仕事だった。ストレスも半端ではない。平日は仕事が終わると一切何もできずに寝る。休日はかろうじて起き上がれるが、なぜか握力が4kg程度しかでなくなっていた。その上、自分の人生をドブに捨てて金をもらっているという空虚感。苦痛は尋常ではなかった。

 

もう逆に金やるから辞めさせろや!!!

といつも思っていた。

 

 

しかし、である。他の同期も状況は同じ。

というか、配属店舗によっては私より辛いやつもいたはずだ。

仕事が楽しいと言ってる同期はさすがにほとんどいなかったが、それでもなんだかんだ職場に適応しているようだった。

新社会人みんなが私のように早期退職するわけではない。

 

辞めた私と、辞めなかった彼ら。

その違いが何なのか、知りたかった。

 

そして、私と同じ苦しみを抱えている仲間がどこかにいるなら、ぜひともその体温を肌で感じてみたかった。要するに、辛さを共有できる場所が欲しかったのかもしれない。

 

ネットで退職者や求職者が集まる団体を探してみた。

 

……決して数は多くないものの関東で運営されている団体は、確かに存在する。

ここは、ひとつ思い切って参加してみるか。幸い時間的には結構余裕がある。

なぜか私はいつになく行動力を発揮し、参加申し込みを完了していた。

 

 

数秒後、私の頭の中に一抹の不安がよぎる。

 

……マジでヤバイ人ばっかりだったらどうしよう。

 

「昔はバリバリ働いてたんスけど~、ついうっかり腹立つ上司のボディを透明にしちゃって~、しばらくムショにいたんで中々再就職先がないんスよ~(てへぺろ)」

みたいな人ばっかりだったらシンプルにキツイな、と思った。

 

そんなこんなでドキドキしながら当日を迎えたわけであるが、当日私が目にしたのは意外な光景だった。

 

 

集合場所には落ち着いた感じの3,40代くらいの女性が一人で立っているだけだ。

事前に教えられた目印を持っているので、団体の運営者に違いない。

しかし、ほかの参加者は……?

とにもかくにも、声をかけてみる。

 

「すみません、○○の会の方ですか?参加者のせり沢です」(テンパって声が小さくなっている)

 

すると、女性のほうも若干緊張しているようだったが、

「ああ~、今日はどうもご苦労様です!そうです、○○の会の茶沢(仮名)です。」

と応対してくれた。

 

聞けば、なんと今回は参加者は私一人らしい。

聞けば、団体自体設立して日が浅いし、普段は主催の茶沢さんが別の場所で働いていることもあり、なかなか団体自体を勢いづかせていこう、という雰囲気ではないようだった。

 

今回は、ファミレスでいろいろ状況を話し合って解散、という比較的ソフトな活動内容になるらしい。

正直、ここまでの流れで結構安心感をもった。まず、茶沢さんは話しやすそうな雰囲気だ。

ある意味でこういう場にいそうな、優しそうな黒髪の女性、といった印象。

学校の授業をサボった時に、何も言わずベッドで寝かせておいてくれる保健室の先生、といったイメージである。

 

私は年代が違う人物と会話するのが比較的苦手なほうだが、この茶沢さんは話しやすかったと思う。というか、必要以上に自分のことをベラベラ喋りすぎてしまったかもしれない。

 

 

 

とここまで書いて思ったが、少し長くなりそうなので、この話は分割することにする。

またこのブログで続きを書いていきたい。

 

続きは下のリンクから。

avetting.hatenablog.com